うちの猫２匹目の子は、女の子の、きなこ。
この子は家に迷い込んできた。子猫の鳴き声がする！家の周りを探すと、とてつもなく汚い子猫が、ニャーニャー鳴いていた。一丁前にしゃぁ〜と、威嚇してきたが、お腹空いていたんだろう、先住猫コトラのご飯を柔らかくして近くに置くと、急いでむしゃむしゃと食べた。
可哀想だと思うが、２匹はとても飼えない。何せ未だに猫嫌いの父が、”なんでこの猫家にいるんや！さっさと返してこい！”と言っているくらいだ。
どうするべきかと、悩んでいるうちに又姿が見えなくなった。
ちょっとホッとしたが、あまりにも汚く、目がほぼ目やにで閉まりかけだってので、大丈夫かと心配していた。
すると又、次の日にニャァという鳴き声。今度は捕まえて保護する事にした。
不思議と、きなこは最初から父の側ばかり行った。何度あっち行け！と手で追い払われても。
そのうち、父が可愛がり始めた。
誰に愛想をすれば、飼って貰えるのかを知っているようだった。
歴代のうちのペット達は、皆んな可愛い子ばっかりだった。ところが、きなこは、目薬さしているのだが、あまり目が綺麗にならず、不細工なままだった。顔は不細工だが、誰にでも懐いてて、愛想振る舞う所が可愛かった。外犬の２匹にも怖がらないし。
そして今、ぶさ可愛いやなぁと言っていたが、いつの間にか目はスッキリし、可愛いニャンコになっている。
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